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神戸の街は建物博物館。歴史ある近代建築を見回ってきたぞ。

神戸の街を飾る近代建築を巡ってみた。
何度か来ているけどあたらめて見回り。売却された噂を聞いた建物があるのだ。今後の保存に期待できないから早めに写真に撮っておこう。


旧神戸証券取引所 (1934年/渡辺節設計)
弧を描くラインが印象的な建物。神戸証券取引所が廃止されたあとは映画館「神戸朝日会館」として使われていた。阪神・淡路大震災により損壊したため旧取引所の外観を残しながら新・神戸朝日ビルディングとして改装・新築。
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そばにあるコリント式オーダーのご立派な列頭。三菱銀行三宮支店の建物にあった列頭だ。
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旧ナショナルシティバンクオブNY神戸支店 (1924年/W.M.ヴォーリズ設計)
イオニア式円柱がドーンとした石積み外壁でアメリカン・ルネッサンス様式な建物。現在は、大丸神戸店の店舗の一部として利用。角地にあって旧居留地の景観として抜群なんだけど路駐ばかりなんで建物写真としては残念なことになる。



旧液体空気日本支店 (1926年)
ファサード(建物の正面)保存されてる旧居留地40番の大正モダンで現在は神戸大丸。
近代建築が並ぶ壮観な景色なんだけど車ばかりで景色に目がいかない。もったいないね。



旧神戸海上火災保険ビル(1935年/長谷部竹腰建築事務所)
現あいおいニッセイ同和損保ビル。他の近代建築と異なるシンプルデザインが目を惹く。
道幅が狭くて全体が見渡せないのが残念。路駐もいつも通りだ、、。



旧アメリカ領事館(1881年/設計不詳)
神戸で最も古い異人館。人気のあるスポットで国の重要文化財に指定されている。阪神・淡路大震災で全壊したが元の建材で修復された。
現在はレストランTOOTH TOOTHが営業中。



旧横浜正金銀行神戸支店(1935年/ 桜井小太郎設計)
銀行建築らしいドリス式ジャイアントオーダーの古典様式でシンメトリーな建物。
現在は神戸市立博物館で登録有形文化財に指定されてる。
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旧チャータード銀行神戸支店(1938年/J.H.モーガン設計)
海岸通り側は銀行建築らしい3本のイオニア式オーダー、西側はすっきりとしたファサードになってる。角の入口には当時のままの回転扉が今も大切に使われている。場所的に路駐がないのでいい感じ。
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神港ビルヂング(1939年/木下建築事務所)
チャータードビルの隣にある現役のオフィスビル。無駄のないクラシカルな装飾。
屋上には装飾されたガラス張りの塔があるんだけどここからはみえない。
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旧大阪商船神戸支店(1922年/渡辺節設計)
メダリオンやテラコッタの装飾が目を惹く商船三井ビルディング。
今は塞がれておいるけどカーブを活かしてデザインしている意匠がステキなエントランス。
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デカイ石を積み上げてるルスティカ仕上げの1階部分と2階以上の対比が面白い。
当時のままの外観をぐるっと見て回れる貴重な建物だ。
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旧三井物産神戸支店(1918年/河合浩蔵設計)
現在は海岸ビル。商船三井ビルディングのすぐ隣にある。
外観は幾何学な意匠で直線的なデザイン。
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3階と4階の間にある軒蛇腹も見逃せないポイント。
震災で崩れ落ちてしまった部分をあつめてビルに貼り付けているので違和感を感じてしまうけど趣きは感じることができるかな。
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神戸ポートタワーのてっぺんに鯉のぼり。
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旧日本郵船神戸支店(1918年/曾禰中條建築事務所)
海運会社らしく細く凝った装飾が散りばめられた社屋。設計したのは日本人建築家の第1期生である曽禰達蔵が独立した曾禰中條建築事務所。明治から昭和にかけて日本の近代建築を数多く作り上げていった設計事務所の建築だ。



旧横浜火災海上保険神戸支店(1925年/河合浩蔵設計)
ドイツ風的な建築家の河合浩蔵、最期の建築。
毎日新聞神戸ビルの工事でほとんどを無くしてほんの一部分を保存している。原型のまま残してるぞな毎日新聞の説明パネルがあるけど無残な姿だ。



カフェリビング仏蘭西屋
ランチはカフェリビング仏蘭西屋でいただいた。
店名はフランスだけど洋風なメニューに味噌汁付きのランチメニュー。ちょうどいいボリュームで味もイイ感じ。通りすがりのお店だったけど当たりだった。モーニングが有名なお店見たいだけどランチもおすすめ!
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旧第一銀行神戸支店(1908年/辰野金吾設計)
神戸市営地下鉄みなと元町駅。
東京駅を設計した辰野金吾らしい赤煉瓦に白い御影石のデザイン。戦災で焼失してしまったものを復元しているのでの2階の窓がアーチ形になっていたりとオリジナルとはちょっと異なる。
駐車場だった裏側にビルを建てるようで今後が心配だ、、。
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旧三菱銀行神戸支店(1900年/曾禰達蔵設計)
本日の目的「ファミリアホール」
三菱銀行神戸支店としてルネサンス様式の石造り3階建ての銀行建築らしい近代建築。曽禰達蔵が設計した建築で現存する最古の作品だ。
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正面はシンメトリーな建築。
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2階と3階のコリント式のオーダー。
窓もイオニア式オーダー風の装飾などいろんな意匠が凝らされている。
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ファミリアホールは、コンサートや展示場として利用されていたけど耐震設備の増強などの維持費が負担となることで売却されてた。ホールで華やか舞踏会が開かれることはもう二度とないようだ。
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大震災にも耐えた明治時代からの歴史ある近代建築がまたひとつ消える。スヌーピーの行き場はあるのかな。
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神戸市の景観形成重要建築物だったがタワーマンションになるようだ。
ファミリアは、いろいろと有効に活用してくれそうな売却先を探していたようだが神戸市は何か手助けできなかったのだろうか。高層タワーにハリボテな薄っぺらい景観だらけになりつつあるね。


工事が決まるとあっという間に見れなくなる。今のうちに写真に残しておいておこうぜ。
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有名な建築家が建てたデカイ近代建築だけがじゃない。
街は建物博物館、あちこちのちいさなお店も歴史のある近代建築なのだ。



旧日濠会館(1911年/河合浩蔵設計)
登録有形文化財になっている海岸ビルヂング。
窓の大きさにくらべてデカいペディメントがよく目立つ。煉瓦造3階建で外観には御影石と白色タイルの化粧貼りをしている。内に入ると真っ直ぐに延びた階段。吹き抜け天井に色鮮やかなステンドグラス。



神戸の街は、近代建築がたくさんあって建築好きには楽しめる街だ。
撮影となると路上駐車が多く台無しなし感は否めない。人も多いからクリアで撮れる建物は期待しないでいこう。

大丸心斎橋店のときもそうだったけど取り壊しが決まってからバタバタと写真を撮りに行くんじゃなくて行けるときにいっといたほうがいいね。




近代建築散歩 京都・大阪・神戸編

ちいさな近代建築まで網羅してる。地図は細くないけど散歩を楽しみながら近代建築を巡れる。コース別の解説もあってオススメな1冊。
近代建築散歩 京都・大阪・神戸編

  • 作者: アトリエM5
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本


失われた近代建築 I 都市施設編

建築写真家の増田彰久氏が撮ったもう二度と見ることができない建築の数々。 ちょっと高いけど建築好きなら持っておきたい。
失われた近代建築 I 都市施設編

  • 作者: 藤森 照信
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/12/08
  • メディア: 大型本


失われた近代建築 2 文化施設編

建築写真家の増田彰久氏が撮ったもう二度と見ることができない建築の数々を撮影した写真集の第二弾。この写真集自体も手に入れにくくなている。
失われた近代建築 2 文化施設編

  • 作者: 藤森 照信
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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タグ:近代建築